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百貨店店舗のアフターコロナに対応する新たな接客方式

6月1日に再開が決まった松屋銀座にある当社のアクセサリーセレクトショップだが、再開そのもには勿論安堵するが、コロナ前と同じ運用では何ヶ月も持ち堪えられないであろうとも考えている。

 

生活非必需品のリアル店舗販売においては、当面お客様の来店マインドの低下は避けられず、店舗維持、継続という意味でも新たな生活様式に対応する販売法構築が不可欠と考えている。

 

自粛期間で多くの人たちはオンライン環境に慣れ、動画やウェブ会議といったものがもはやスタンダードとなった今、大手百貨店であっても新たな接客スタイルを確立しウィズ、アフターコロナでも安定した商売ができるようニュースタイルに移行しなければならいだろう。

 

ここからはあくまで僕の考えではあるが、コロナによってリアル店舗の価値はある意味高くなると考えている。 総合通販サイトは、写真から動画中心に変わり、専門店では、写真や動画を見てカートインするというライトな購入法から、オンライン越しにセールスアドバイザーを通した購入にシフトしていくのではないかと予想している。要するに日用品は24時間、簡単に、スピーディーに購入ができることが必須条件であり、逆に専門的商品は、今までよりさらに詳しい情報を得たい、その為にモニター越しにオンライン会話することに慣れてきた人たちは当然それらを求めることになるだろう。

 

特に高額品、百貨店といった信頼関係を軸とするサービス業ではこういった販売方法こそ新たな道を開けるものと考えている。百貨店の将来性については、誰もが暗い未来を思い浮かべるだろう。でもこのコロナによって僕は百貨店が大きな変革のチャンスを貰えたのではないかと感じる。

 

お客様との接点をデジタルに移し、百貨店という箱と信頼のブランド、高品質な接客サービスを武器に、オンライン接客、Web来店という新しい接客方式を導入とすることで勝算はあると考えている。

 

時間はあまりない。
当たり前のルールや文化を改革し、30年続けている当社店舗の継続と百貨店が小売の代表格にいつづけらるよう新たな接客方式を百貨店に提案をしている。